こんにちは。
ここ数年、樹脂木製や人口木のフェンス資材をホームセンターやネットショップでよく見かけるようになりましたね。
手軽に購入できることから、DIYでフェンスを設置しようと検討されている方も少なくはないと思います。
そこで今回は皆さんがDIYでのフェンス設置を失敗しないように、我が家の樹脂木製フェンスが台風で倒壊したお話をさせて頂きます。
- 価格が非常に安い樹脂木製支柱を使用しても大丈夫?
- 樹脂木製支柱の強度は?
- フェンスが低いから樹脂木製支柱でも大丈夫だよね?
このような疑問を解消します。
Contents
2020年台風10号で樹脂木製フェンスが倒壊
結論からお話しすると安価で粗悪な品質の樹脂木製フェンス支柱は強度がありません。
非常に強い台風が襲来して、ポッキリ折れて飛んでいっちゃいますね・・。
その時の状況がこちら。
樹脂木製支柱とアルミ支柱の価格差
2年前に設置したフェンスは3.6m×80cmの大きさ。
横幅が3.6mで高さが80cmです。
メンテナンス不要のフェンスがいいと思っていたので、材質は樹脂木を選択しました。
でも支柱を何にするか?だった訳です・・。
塀ブロックの上に80cmのフェンスなので、支柱の必要な長さは根入れ部分を含めて約1m。
近所のホームセンターで価格を調べると60mm角のアルミ支柱が1mで税込3200円。
樹脂木製支柱が40mm×30mmの1mで800円ほど。
アルミ支柱と樹脂木支柱の価格差は1本で2400円。
支柱は5本必要なのでアルミ製¥3200×5=¥16000、樹脂木製支柱は¥800×5=¥4000で合計で¥12000の価格差です。
フェンスの高さが低いので樹脂木製支柱に決定
価格が一番の決め手となりましたが、フェンスの高さは80cm。
さすがにフェンス高さが1m以上になるとスチール製やアルミ製の強度が必要ですが、80cmなら強度的にも大丈夫だと確信して樹脂木支柱に決定です。
樹脂木製フェンス板、フェンス支柱を設置
フェンス支柱を塀ブロック穴に20cmほど入れてモルタルで固めます。
完全にモルタルが硬化(2〜3日後)してからフェンス板を張っていきますが、ここでトラブル発生・・・。
フェンス板を樹脂木製支柱にビスで留めるのですが、ビスが効かない。
通常、ビスをドライバーで回して締めていくとキツくなりますが、回しても回しても締まらずに空回りする状態
『しまった!やっぱりアルミ製支柱じゃないとダメか??』と、ここで後悔です。
樹脂木支柱の中にアルミ角材を挿入
しかし、後悔してももう遅い!後には引けません。
既に支柱はモルタルで固めてるし、アルミ製支柱に変えるならモルタルをハツる(壊さないと)しかありません。
何かいい方法がないかと考えて支柱をよく見てみると、支柱には空洞が。
空洞に何か入れてそれにビスを締め込めば良いのかと思い付きました。
すぐにホームセンターに迎い、物色していると空洞のサイズに入るアルミ角材を発見!
早速、購入して支柱の空洞にアルミ角材を挿入、下穴を開けてビスをインパクトドライバーで締め込むと・・・。
見事にビスが締まって効いているじゃないですか〜!結局、アルミ角材を入れたことによってビスが効いて支柱の強度も高まりました。
ブロック上樹脂木製フェンス完成
トラブルがありましたが、何とか無事にフェンス完成。
アルミ角材を入れたことにより強度も増し、いくつかの台風の強風でも倒れることもありませんでした。
フェンス支柱に亀裂
はい、そしてやってきたのが戦後最大の台風と呼ばれる2020年台風10号です。
これまで数回の台風襲来に何も問題はありませんでしたが、今回は被害が出そうだなと家の周りを点検していると、何と樹脂木製支柱に亀裂が。
小さなヒビが入っているんです。
劣化でしょうね。紫外線による劣化と思われるヒビが全ての支柱に入っていました。
劣化したフェンス支柱は弱い
戦後最大と呼ばれる台風が幸い少し逸れたことにより、住宅の被害は少なく済みました。
しかし、外周りを点検しているとフェンスがないっ!!
あるはずのフェンスがないんです。
はい、フェンス、飛んでます(T ^ T)
この時、樹脂木製支柱を使ったことに二度目の後悔。
樹脂木製フェンス支柱をオススメできない2つの理由
樹脂木製支柱はビスが効かない
ビスが効かないとフェンス板が完全に固定されていない状態なので、強風や振動でフェンス板が外れる可能性も少なくありません。
樹脂木製支柱は劣化する
劣化で亀裂が入り、台風の強風で飛ばされた我が家のフェンス。
劣化による亀裂が原因で支柱が折れたのか、そもそも強度が足りなかったのか原因は定かではありませんが、フェンス支柱にはアルミ製orスチール製を使用した方が安心できます。
強度のあるフェンス支柱
強度があり安心して使用できるフェンス支柱はアルミ製かスチール製です。
アルミ製フェンス支柱
非常に軽く加工も安易にできる為、数多くのエクステリアメーカーから販売されています。
価格は少々、高額になりますが、強度も抜群。
我が家も170cmのフェンス支柱に使用していますが、今回の台風でも全く問題真ありませんでした。
スチール製フェンス支柱
鉄製(スチール)の支柱です。
素材が鉄ですので強度はありますが、重量が重く錆びやすい性質があります。
アルミ製と比較すると安価で販売されていますので価格重視の方はスチール製を選ぶのもアリかと思います。
スチール製支柱も我が家のメッシュフェンスで使用していますが、12年間何も問題ありません。
まとめ
僕の経験から樹脂木製支柱をオススメできない理由をお話ししました。いかがだったでしょうか?
しかし、全ての樹脂木製支柱が劣化したり、強度がない訳ではないと思います。
一流エクステリアメーカーの商品はそれなりに強度試験などを行い、品質が強度が確保されているものも多数あります。
僕が購入した支柱が余りにも安価でしたので、粗悪な品質だったかもしれません。
ただ安心、安全を求めるのであれば、やはりアルミ製やスチール製の強度のある支柱を使用したり優良な外構業社に依頼することをオススメします。
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