こんにちは。
今回は『気付いた時には遅い!マイホーム新築の失敗例 ベスト10』をお話しいたします。
新築検討時には沢山の資料を集めたり、色々な展示場やモデルハウスに行って、自分達にはどんな家が良いのか勉強したり、研究しますよね?
しかし残念ながら、マイホーム建築には失敗がつきものです。
大きな失敗がなければ良いのですが、マイホーム建築は一生に一度あるかないかです。
できる事なら、3年後に『失敗と後悔は全くないよ!』と言いたいものです。
これから新築される方や検討されている方が、少しでも失敗と後悔が少なくなるように参考にしていただけると幸いです。
Contents
10位 生活動線
生活動線の失敗例
- 1. 来客中にその部屋を通らないと、2階やトイレに行けない。
- 2. 1階の脱衣所から2階のバルコニーに洗濯物を干す。
- 3. 2階に洗面、水道がないので掃除の時など1階に降りてきて洗い物をする。
- 4. 来客時に散らかったリビングが丸見え。
対策 間取り図に普段、行動するであろう動線を書き込んでみる
我が家の場合ですが、バルコニーに洗濯物を干すことを考えてお風呂、洗面、脱衣所を2階に設けてます。
これをバルコニーが狭くて、1階の外に干さないといけなくなったら大変ですよね…。
あとは来客中に子供達がお風呂に入って、そのまま子供部屋に行けるのもメリットです。
1. 来客時の動線や来客時の家族の動線
2. 洗濯が終わって干す〜取り込み時の動線
3. 朝の身支度の動線
4. 平日、休日の生活動線
上記の動線を間取り図に書き込んでみましょう。
きっと無駄な動きや遠回りが見えてくると思いますよ。
9位 窓の大きさや高さ
窓の失敗例
1. 窓が大きすぎて暑い、寒い。
2. 窓には手が届くがロックのレバーに手が届かない。
3. 窓が小さ過ぎて暗い。
4. ちょっと見た目のいいカッコいい窓にしたら使いにくい。
2のロックレバーに手が届かないは我が家です。
高い所に付けたかったので、窓に手が届くことは設計時に確認しました。
しかし、ロックレバーは窓の真ん中に付いてますので、ロック解除する場合にはめっちゃ背伸びしないと届きません。
そこまでは考えなかったですね・・・。バカですよね〜(涙)
4は最近はカッコいい窓の種類がたくさんあります。
友人宅の事なんですが、拘りまくって変わった窓ばっかりを採用したら、使いにくくて仕方ないって嘆いてましたね(^ ^)
対策 現物の窓を見てみる、窓を作ってみる
窓の高さを決める私がお勧めする方法は、新聞紙等を窓の大きさで切ってみましょう。
それをマスキングテープなどで、現在住んでいる部屋に検討している高さの位置に貼ってみます。
そうすると手が届くか、使いやすいか簡単に分かりますよね。
1. 窓を工作物で作ってみる。
2. 変わった窓は実際に見てみる。
3. モデルハウスで窓を開けたり閉めたりして、使用してみる
4. 知人、友人宅の窓を参考にする。(知人、友人であれば正直に話してくれる)
知人、友人宅の窓を参考にすれば、暑い寒いなどの正直な意見が聞けると思います。
小さな窓を検討する際には今、住んでいる部屋の窓に新聞紙等を貼って検討している窓の大きさまで隠します。
そうすれば、その大きさでどれだけの明るさがあるか確認できます。
8位 住宅設備
住宅設備の失敗例
新築する際には頭を悩ますトイレ、お風呂、キッチン、洗面台です。
1. やっぱ、トイレは1階も2階もタンクレスで自動開閉が良かったよね…。
2. 洗面台はシンクのカワイイお洒落なやつにしたけど、めっちゃ水跳ねするよね..。
3. お風呂の湯船は雰囲気の良いブラウンとか黒にしたけど、水垢、石鹸カスが目立つよね…。
4. 本当はあのメーカーが良かったけど、15万円高かったから安いメーカーにしたんだよね。
『今になってよく考えてみると、15万の差額だったら欲しかった方にすれば良かった(涙)』
上のコメントは誰に聞いても1つは出でくるコメントです。
設備関係は最初に良いと思ったものがやっぱり良いです!
対策設備関係は絶対にケチるな
1. 設備関係も必ず、ショールームで確認する。
2. 数年、使用している人達の意見を聞く。(ネットの情報がいくらでもあります)
3. 設備類は予算の範囲内で絶対にケチらない。
設備関係は、絶対にケチらないでください。
といっても予算には限りがありますので、予算の範囲内でケチらないでください。
でも今の僕だったら、少々予算を越しても欲しい設備を選びます。
100万も違えば諦めますが、数十万くらいで後悔しないと思えば・・・。
私が検討している当時にハウスメーカーの所長から言われた事があります。
『外観や見た目にお金を掛けるくらいなら、設備にお金を掛けた方がいい、
外観や見た目は1年もすれば飽きるが、設備は毎日何回も使うものですよ』
今、考えてみても その通りだっ!!って思います。
7位 部屋の広さ
屋内外の空間の失敗例
1. バルコニーは必要って思ってたけど、狭過ぎて何もできない。
2. 無理やり子供部屋を2部屋作ったけど、狭くて机を置いたらベットも置けない。
3. 玄関を広く取るのはもったいないと思って、最低限の広さにしたら狭過ぎて来客時に恥ずかしい。
4. 開放感を求めてLDK、和室を1間の大空間にしたら、広過ぎてエアコンが効かないor電気代が高い。
部屋の広さあるあるです。
1はよく見ますね。ちょこんと付いたバルコニー。
ウチの実家もそうです。エアコンの室外機を置いたら人が通るのもやっとです。
全然、使いません。
4は我が家です。ウチは軽量鉄骨ですのでその工法を生かして約35畳くらいの大空間にしたらエアコンの効きが悪過ぎます。電気代が高い!
対策 その広さで使えるのかを検討する
1. 使えないバルコニーは思い切ってなくそう。
2. 狭い部屋を2部屋作るなら、1部屋にして家具等で仕切ろう。
3. 玄関は家の顔。ある程度の広さは必要。
4. 広すぎる部屋は冷暖房を考慮して簡易的に仕切れるようにしよう。
使えないバルコニーは無くして1階にテラスを作った方がいいです。
ホントに使いませんから。
広すぎる部屋には簡易的にパーテンションみたいなもので仕切れるようにするといいと思います。
6位 立地
土地や家の位置の失敗例
なんであんな所、あの向きに建てたんだろって家いっぱいありますよね。
1. 敷地内で家の位置が中途半端すぎて、車が道路にはみ出してる。
2. 隣家との距離が近すぎる。
3. 車2〜3台を縦列駐車でしか駐車できない。
4. 隣の土地が手入れのされない空地。
家の位置が半端すぎて車がはみ出てたり、車のドアが開かないような狭い駐車場もよく見かけますよね。
隣家との距離が狭すぎると窓も開けれませんよね・・・。
対策 新築計画と同時に外構計画
1. 土地探しも慎重に。安いには訳があります。
2. 家の計画と同時に外構計画も進める。
3. 立地が良くても隣近所に問題がないか調べる。
土地探しは慎重にやってください。
安くても使いにくい土地だったら、一生、後悔しますよ。一生、住む土地だから。
家の計画と同時に外構計画も進めないと、駐車スペースが確保できなかった事例もあります。
家が建った後で外構を計画すると余ったスペースでしか使えません。
隣近所に問題があると、その問題が一生、ついてきます。
土地を購入の際は下調べをしっかりと。
5位 吹き抜け
吹き抜けの失敗例 デメリット
吹き抜けが失敗なのか?ってことになるので、ここではメリット、デメリットでまとめたいと思います。
1. 冬が寒い。暖房が効かない。
2. 1階のテレビの音や話し声は丸聴こえ。
3. 夏場は2階が暑くなる。
4. 1階に来客の際、2階の人の動きが見える。
我が家は吹き抜けがあります。
失敗したとは思ってませんが、やはり冬は暖かい空気が上に上がるので暖房の効きが悪いです。
夏はめっちゃ冷えますけど、2階が死ぬほど暑いです。
シーリングファンは必須ですよ!
吹き抜けのメリット
1. 開放感バツグン!
2. 何処の部屋からも家族に話しかけれる。
3. 吹き抜けの通路の腰壁に洗濯物を干せる。
4. 2階にいても1階の子供の様子が分かる。
何といっても吹き抜けは開放感があります。吹き抜けのない家の方が来ると『スゲー!』って言われますよ。
洗濯物が干せるのは便利です。暖かい空気が2階に集まるので、乾きもいいです。
我が家ではタオルを並べて干してます(笑)
4位 照明
照明の失敗例
1. キッチンの照明が暗くて不便。
2. 収納の照明が足りない。
3. 明かりが欲しい場所に照明がない。
4. 照明の色味を電球色にしたが読書や勉強がしずらい。
照明失敗あるあるです。失敗は暗いか照明が足りないことが多いですね。
我が家もそうですが、明るさが分からないから設計士とコーディネーターさんに任せっきりでした。
それがまず、失敗ですね・・・。
対策 照明の知識をつける
1. モデルハウスやショールームで照明の知識をつける。
2. 明かりが足りないよりは明る過ぎくらいで設計してもらう。
3. 照明の色味はそれぞれ合った場所で使い分ける。
自分で知識を多少は付けましょう。設計通りでは失敗が必ずあります。
明かりが足りないよりは明る過ぎの方がいいので、調光できるようにして明るさを調節した方がいいと思います。
照明の色味は電球色、昼白色、温白色と色々ありますが、それぞれを使い分けましょう。
現在は色が切り替えられるものもありますので、使用する部屋に応じて選んでみてはいかがでしょうか?
3位 コンセント配線関係
コンセント 配線の失敗例
1. 家具を置いたらコンセントが隠れて使えない。
2. 電化製品を使いたいが、その場所にコンセントがない。
3. 照明のスイッチが家具で隠れる。
4. 照明のスイッチが一ヶ所でしか消灯できず不便。
ぜ〜んぶ、我が家です。家具に隠れているコンセントが、3個くらいありますよ!
コンセントは足りないより多い方がいいですよね。
対策 早めの家具や電化製品の設置場所を検討
1. 家具や電化製品の設置場所を明確にする。
2. コンセントは多めに設置。
3. 間取図上で照明スイッチを色分けして確認しよう。
家具や電化製品の設置場所を間取図上に書き込み、コンセントがどれくらい必要なのかも明記しましょう。
照明スイッチも同じで、間取図上に色分けして書き込みましょう。
色分けすれば、このスイッチでここが明るくなるといったことが分かります。
2位 暑さ寒さ
暑さ寒さの失敗例
今まで書いてきた窓や吹き抜けも含まれます。
1. 西側の窓が大きくて、西日がキツイ。
2. 天井高が高くて暖房か効きにくい。
3. ロフトを作ったが夏はサウナ状態でただの物置
4. 部屋に小さな窓が一ヶ所しかなく、風通しが悪い。
よく聞く話です。西側の窓は小さい方がいいですね。
ない方がいいんじゃないって言われるかもしれませんが、なければないで風通しが悪くなりますよね。
ロフトは夏は地獄です。最初からロフトは物置として作ってればいいけど、ロフトを旦那さんの書斎とかにしてる方多いですよね。夏はどうしてんだろ?
対策 計画時から採光や風通しをシュミレーション
1. 計画時からどの様に光が入り、風が通るかを把握する。
2. 冷暖房設備の設置場所も検討。
3. 冷気、暖気がどの様に移動するのかも把握する。
計画時から採光、通風を把握して、窓の位置や大きさを選択することが必要です。
冷暖房は部屋の形によって効きずらかったりしますので、設置場所も検討しましょう。
天井が高かったりロフトを作った場合には仕方ありませんので、それに応じた対策をしましょう。
天井高だったらシーリングファン、ロフトだったら熱気を逃す設備や窓を設ければいいんではないでしょうか?
1位 収納
収納の失敗例
1. 収納はあるが物が多すぎて入らない。
2. そもそも、収納が少なすぎた。
3. 収納場所が狭すぎて物がいれづらい、出しづらい。
4. 収納に棚も何にもないから床置きでしか使えない。
やはり1位は収納です。
収納は多ければ多いほどいいとは思いますが、収納がありすぎると物を捨てなくなるそうです。難しいですね。
収納入り口が狭いのも使いにくいです。
対策 収納はそこに何を収納するかを考えて作る。
1. 収納はそこに何を収納するか考えて作る。
2. 使いやすい形の収納にする。
3. 収納の中も整理整頓できる様に棚などを設ける。
4. 家の広さに制限があり収納が少ない、作れない場合は屋外収納を検討しよう。
収納はそこに何を収納するか考えないといけません。
例えばお客さん用の布団を収納したいのに、掃除機位しか入らない収納では話になりませんね。
収納が大きく作れるお宅なんて、豪邸じゃない限り無理ですよね。
居室が優先ですので、収納が狭くなるのが当たり前です。
ロフト、屋外収納、物置や屋根付き壁付きのガレージも検討してはいかがでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
住宅を建てるには失敗が付きものです。
本当に満足できる家が建てれるのは3回目とも言われていますよね。
僕も含めて普通の一般の方は3回も新築できる訳ないじゃないですか?
実際に新築して入居後、失敗したって思うことは誰だって必ずあります。
失敗したと思う事をいかに少なくするかが重要ですので、しっかりとネットや雑誌などを参考に情報収拾に励んでください。
小さな失敗が少なければ少ない程、それは成功です。
それでは夢のマイホームに向かって頑張ってください。
それじゃ、また!