こんにちは。
今回はコンクリートの量の計算方法を紹介します。
- 土間コンクリートをDIYするのに必要な量を知りたい
- モルタルやコンクリートの計算方法を知りたい
このような悩みを解消する記事です。
外構や庭づくりするのには必要不可欠なコンクリートやモルタルですが、使用量の計算方法ってご存知ですか?
計算方法を知っていると無駄に体力を使って手練りしたり、無駄にコンクリートを余らせて高額な生コン代を支払う必要がなくなります。
Contents
コンクリート量は体積
コンクリートやモルタルの量は体積で計算します。
そうです。誰もが小学校の時に習った体積。
体積の求め方
縦×横×高さ
直方体の体積は縦×横×高さです。
簡単です、思い出しましたか?
これをコンクリート打設箇所に当てはめて計算します。
体積の単位
体積の単位は㎤(立方センチメートル)、㎥(立方メートル)です。
これを建設、建築業界ではリューベ(立米)と呼んでいます。
㎥(立方メートル)=㎥(リューベ)
ですので、コンクリートの量の単位は㎥(リューベ)になります。
コンクリートの計算方法
それでは早速、コンクリートの量を計算してみましょう。
例題1 型枠にコンクリートを入れる
例題で計算してみましょう。
縦1m、横1m、高さ1mの型枠にコンクリートを入れる場合、何m3(リューベ)の生コンクリートが必要でしょうか?
計算方法と答えは、次のようになります。
縦1m×横1m×高さ1m=1㎥(リューベ)
この場合、1m3(リューベ)の生コンクリートが必要です。
実際の現場になると多少、食い込むことがありますので、1割ほど余計に注文するのをオススメします。
したがって、1.1m3(リューベ)の生コンクリートを注文しましょう。
例題2 駐車場の土間コンクリートを打設する
次は駐車場の土間コンクリートの計算をしてみましょう。
計画している駐車場は車2台分の土間コンクリートで、横幅5.5m、奥行き6m、厚み10cmです。
m3(リューベ)で計算するには、全てメートル単位に変換しないといけません。
厚みの10cmをメートルに変換すると0.1mですよね?
したがって計算方法と答えは、次のようになります。
横幅5.5m×奥行き6m×厚み0.1m=3.3m3(リューベ)
この駐車場の土間コンクリートは3.3m3(リューベ)の生コンクリートが必要ということになります。
土間コンクリートの場合も下地の基礎砕石の精度次第ですが、食い込みが考えられます。
1割〜2割程度、余計に注文すると良いでしょう。
コンクリートの注文方法は生コンクリートが誰でも購入できる注文方法!の記事をご覧ください。
コンクリートの量は全て体積を求める公式を使う
コンクリートを打設する箇所が、直方体や立方体の形でない場合も体積を求める公式でコンクリート量を計算することができます。
- 三角柱の体積=底面積×高さ
- 四角柱の体積=底面積(底面の四角形の面積)×高さ
- 円柱の体積=底面積×高さ
一例ですが、四角柱であれば、カーポートの基礎コンクリートの量を求めることができます。
円柱であれば、フェンスの支柱の基礎コンクリートの量を求めることも可能です。
このように全て、体積を求める公式を使えば簡単にコンクリートやモルタルの量を計算することができるのです。
コンクリート打設箇所を計るツール
コンクリート量を計算するにはスマホの計算機で十分ですが、打設箇所の幅や高さを計るのには次の道具が必要です。
コンベックス
100円ショップでも販売されていますが、JIS規格なので精度が違います。
プロが使用する一流メーカーですので、耐久性も抜群!
こちらは比較的、安価なタイプ。
巻尺
5m以上の長さになるとコンベックスでは計れないので、巻尺が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
体積を求めるなんて、面倒くさいなぁ・・・と思っていませんでしたか??
でも実際に計算してみると、実は超簡単なんです!
計算が苦手な方は、縦×横×高さだけ覚えておいてください。
これでスマホの計算機を使って計算すれば、ほとんどのコンクリートやモルタルの量を知ることができるんです。
最初から量を計算するのとしないのでは、材料のロスが全く違ってくることも。
ロスがあると無駄な体力や費用を消耗することになりますのでもったいないですよ!
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