こんにちは。
外構や庭作りのDIYをするにあたって、コンクリートやモルタルは必ず使用する材料の一つです。
そのコンクリートやモルタルを様々な形に均したり、仕上げたりするのが鏝(コテ)というものなんですが、ホームセンターに行って見てみると様々な種類やサイズがありますね!
鏝を使った事がない方は何に使うのかも分かりませんよね・・。
もちろん、僕も建設業で働く前はそうでした。鏝という名前も知りませんでしたよ(^ ^)
- 鏝にはどんな種類があるの?
- どんな作業の時にその鏝は使うの?
- 左官道具ってどんなものがあるの?
今回はこんな疑問に一級土木施工管理技士の僕が、代表的な鏝の種類や左官道具などを紹介したいと思います。
Contents
鏝の種類
プラ鏝(プラスチックこて)
コンクリートやモルタルを一番先に押さえる(平滑に均す)鏝です。
つまり、下地を真っ直ぐにキレイに作るにはこのプラ鏝が必要なんです!
画像の大きい方のプラ鏝は駐車場みたいな広い土間コンクリートを押さえる時に便利です。
一般の家庭の外構や庭作りには300mmほどのプラ鏝で十分でしょう。
金鏝 (かなごて)
仕上げに使用される金鏝です。
プラ鏝で下地を作った後に、この金鏝で仕上げます。
金鏝も大きい方は広い土間コンクリートを仕上げる際に使用しますので、DIYでしたら300mmほどの金鏝を購入しましょう。
レンガ鏝(レンガこて)
何かと便利なレンガ鏝です。
本来、レンガを積む際にモルタルをすくったり、のせたりする鏝です。
僕達はよくバケツでモルタルを練る際に使用します。
先がとがっていますので、バケツの底の端まで練ることが可能で非常に便利です。
また鏝の金属部分が厚く丈夫で色々な作業に使えるので、1本は持っていると重宝しますよ!
目地鏝(めじこて)
上の画像の丸棒目地鏝はCBブロック(コンクリーブロック)の目地仕上げの際に使用します。
鏝の金属部分が丸い棒状になっているのが特徴です。
下の画像の目地鏝はレンガやピンコロなどの1cm程度の目地に使用します。
もちろん、目地幅の種類もありますので、用途に合わせて使い分けましょう。
ブロック鏝
CBブロック(コンクリートブロック)を積む際にモルタルをブロックにのせる作業に必要な鏝です。
CBブロックはモルタルののせ方によって目地の仕上がりが左右されます。
モルタルを早くキレイにのせる事が可能ですので、ブロック積みの際には揃えておきたいアイテムですね!
ゴム鏝
主にタイルの目地を入れる際に必要なゴム鏝です。
目地材をタイルの上で広げるのに使用します。
面鏝(めんごて)
面鏝(めんごて)という鏝です。
面をとる鏝。面とは建築や建設業界では角という意味です。
つまり、角をとる鏝なんですよ!下の画像が面鏝を使用した画像です。
主に駐車場の土間コンクリートなどに使用されます。
鏝の角度に種類がありますが、一般的にこの45度位が使い易くてオススメですよ!
左官道具
左官バケツ
左官バケツはモルタルを練ったり、運んだりするのに必要です。
家庭用のバケツでは重さに耐えられずに取っ手が外れたり割れたりするので、モルタルやコンクリートを使用するなら、左官バケツが必ず、必要です。
柄杓(ひしゃく)
柄杓(ひしゃく)はバケツの中からモルタル等をすくう道具です。
無いと困る訳ではありませんが、あると便利ですよ!
盛板(もりいた)
盛板(もりいた)はバケツからすくったモルタルを一時的にのせて盛る板です。
絵画で言えば、パレットのような役割で盛板に盛ったモルタルを鏝に取って様々な施工をしていきます。
盛板はサイズが色々とありますので、使いやすいサイズを選びましょう!
左官ブラシ
これは鏝やバケツ、その他のコンクリートやモルタルを洗う際に使用するブラシです。
鏝などは付着したモルタルを確実に洗い流さないといけません。
それにはこの左官ブラシがあると手を汚さずに、非常に便利です。
DIYでの代表的なコンクリート、モルタルの仕上げ
コンクリートやモルタルの代表的な2種類の仕上げ方法を紹介します。
金鏝仕上げ
1つ目は金鏝仕上げ(かなごてしあげ)です。
その名の通り金(カネ)の鏝で仕上げる方法です。
特徴は表面がツルツルで見た目がキレイですね!
刷毛引き仕上げ
2つ目は刷毛引き仕上げ(はけびきしあげ)です。
よく駐車場などに使われる仕上げ方法です。
特徴は雨の日に歩行しても滑りにくいというメリットがあります。
金鏝仕上げと刷毛引き仕上げの比較
これはコンクリートが固まる前の状態です。
左側が金鏝仕上げ、右側が刷毛引き仕上げです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここで紹介した鏝は代表的な物で、他にも様々な種類があります。
用途に合わせて鏝を選定しましょうね。
DIYで使用するのであれば、左官職人が使っている高価な鏝は必要ありません。
しかし、余りにも安い物は使いにくいという事もありますので、気をつけて下さいね!
あとはお手入れも大事ですよ。使用後はしっかりと水洗いをして乾かしましょう。
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