こんにちは。
今回は自宅駐車場の土間コンクリートのメリット、デメリットについてお話しをしたいと思います。
これから新築される方や外構される方で次のような悩みを抱えていらっしゃる方も少なくはありません。
- 土間コンクリートって費用が高いので砂利敷きの駐車場にしようかな?
- 土間コンクリートの耐用年数はどれくらい?
- 土間コンクリートの費用を安く抑える事はできないかな?
- そもそも土間コンクリートって必要なの?
Contents
土間コンクリートのメリット
土間コンクリートには様々なメリットがあります。
車が汚れない
まず土間コンクリートをしていないと、めっちゃ車が汚れます。
雨が降った日は水溜りやぬかるんで、車と同時にタイヤに着いた泥で周辺の道路まで汚してしまいますよね。
逆に晴れた日は表面の土が乾燥して砂ぼこりとなり、キレイに洗車した車のボディを汚します。
また、来客の際にもぬかるんだ駐車場に車を停めていただく事になりますので、悪気はないのですが少々、気が引けますよね・・・(T . T)
雑草が生えない
土間コンクリートを施工することによって、雑草を抑える事ができます。
住宅の敷地内に雑草がボーボーと茂っているのは、第三者からの見た目も悪く好ましくありませんよね。
コンクリートが雑草を抑える事によって駐車場はメンテナンスフリーとなり、除草などの肉体的労働がなくなります。
コンクリートの耐用年数は半世紀以上
コンクリートの耐用年数は、半世紀以上と言われていて耐久性抜群です!
強い衝撃を与えたり、かなりの重量物を載せたり、大きな地震がない限りは50年〜60年以上、コンクリート駐車場としての性能が維持できます。
初期費用は高額にはなりますが、50年〜60年以上も使用できるなら完全に元は取れるでしょう٩( ‘ω’ )و
清掃(メンテナンス)がしやすい
土間コンクリートは左官職人がコンクリート表面を平滑に仕上げますので、非常に掃除がしやすい特性があります。
落ち葉やゴミなどでしたらほうきでサッと掃けばいいし、砂、土、ホコリなのような物だったら水道ホースで水を流して簡単にキレイになります。
水はけが良くなる
通常、土間コンクリートは水が溜まらないように水勾配をとります。
すると雨が降ってもキレイにコンクリート表面を雨が流れていきますので、水はけが非常に良くなります。
水はけが良くなると靴も汚しませんので、玄関アプローチや玄関内のタイルを汚す事もなくなるでしょう。
土間コンクリートのデメリット
実は良いことばかりではないんです・・・。
土間コンクリートは初期費用が高額
土間コンクリートは施工費用が高額になります。
土地形状、現場条件にもよりますが、材料のコンクリートの価格も高騰しています。
それに加え、土間コンクリートの工程は盛り沢山なのが高額費用の理由なのです。
- 現地盤の鋤取り(すきとり)・・土を掘る
- 基面整正(きめんせいせい)・・掘った場所を平滑に均す
- 基礎砕石敷均し(しきならし)・・砕石を投入して均す
- 基礎砕石転圧(てんあつ)・・均した砕石を締め固める
- 型枠組立(かたわくくみたて)・・コンクリートを入れる枠を組む
- 配筋(はいきん)・・鉄筋を組み立てる
- コンクリート打設(だせつ)・・コンクリートを投入
- コンクリート仕上げ・・金鏝やハケ引きなどの仕上げ方法がある
- コンクリート養生(養生)・・コンクリートの強度を確保する為に適切な養生を行う
土間コンクリートを施工するにはこれだけの工程があります。
工程だけではなく、コンクリート打設に必要な様々な道具や工具、車両、重機がありますので、費用が高額になるのも理解していただけるでしょう?
コンクリートにクラック(ひび割れが生じる)
コンクリートは温度や乾燥など様々な理由で、ひび割れが生じる恐れがあります。
誰でも一度はコンクリートにひび割れがあるのを見たことがあるのではないでしょうか?
実際には駐車場の土間コンクリートくらいでしたら少々のひび割れが入っても問題ありません。
もちろん、コンクリートのひび割れが完全に割れて下の地面が見えていたらダメですよ!
余談ですが、現在の技術ではコンクリートのひび割れを防ぐ事は出来ません。
僕は建設業をしていて、仕事でコンクリートの重要構造物を作ることがあります。
その際にコンクリートの研究をしている大学教授のアドバイスや指示通りに打設や温度管理、品質管理をしても残念ながら多少のひび割れは生じてしまいます。
ですので土間コンクリートに僅かなひび割れがあったとしても問題はありませんが、見た目の問題ですね。
土間コンクリート施工前と施工後に一定期間、駐車場が使えない
土間コンクリート施工前はスキ取り、型枠や配筋を組むので車を乗り入れる事は出来ません。
そしてコンクリート打設後も固まるまでの間、乗り入れることが出来ません。
田舎の方でしたら近所に駐車できる場所もあるでしょうが、市街地だと別に駐車場を借りないといけない場合があります。
外構のリフォームが高額になる
例えば、駐車場を土間コンクリートにして10年後とかに外構のリフォームをしたい思った場合、土間コンクリートが邪魔にならなければ良いのですが、もしも邪魔になった場合には撤去が必要です。
土間コンクリートを撤去するとなると、コンクリート取り壊しの重機を搬入して壊したコンクリートは産業廃棄物で搬出しなければなりません。
そうなると外構リフォーム費用が高額になる恐れがありますよね・・・。
土間コンクリート駐車場と砂利敷き駐車場はどっちが良い?
予算あるのであれば、僕は土間コンクリート駐車場の方がいいと思います。
何も無ければ半世紀以上の耐久性があるので、完全に初期費用の元は取れます。
砂利敷き駐車場もコストパフォーマンスに優れますが、道路に砂利が飛び出たり、いつも止めるタイヤ位置の砂利が下がったり、水が溜まったりします。
もしも、あなたが道路清掃や砂利の継ぎ足しなどのメンテナンスを苦に思わなければ、砂利敷き駐車場でも良いと思います。
外構業者に依頼する前に予算とメンテナンス性でしっかりと検討する必要がありますね!
土間コンクリートを費用を安く抑える方法はある?
土間コンクリートをしたいけど、費用を抑えたいという方はとても多いです。
費用を抑える方法はたった一つ、それは土間コンクリートの面積を少なくするということです。
例えば、タイヤが載る箇所だけの土間コンクリート・・・とかですね。
他にも費用を抑える方法があるにはあるのですが・・・。
コンクリートの厚さを薄くしたり、基礎砕石を薄くしたりすれば、幾らかは安くなりますが、コンクリートの強度にも影響する恐れがありますで余りオススメは出来ません。
やはり、できることなら駐車車両分全ての面積に土間コンクリートを施工することをオススメします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
土間コンクリート駐車場は車が汚れず、水はけが良いなどのメリットがあると同時に施工費用が高額といったデメリットもあります。
予算に余裕があれば是非、駐車場は土間コンクリートにしてください。
後々のメンテナンス等を考慮すると絶対に後悔はしないと思いますよ!
それではまた・・♪(´ε` )